トマム・ザ・タワーの入口にあった雪像北海道のちょうど真ん中(より少し左下)ぐらいの位置にある、星野リゾート・トマムスキー場に行きました。

北海道にはツアーで行き、星野リゾートの「トマム・ザ・タワー」というに泊まったのですが、トマム・ザ・タワーに宿泊した場合にはホテルの目の前にスキー場があるのでホテル内で滑る準備をして、車での移動もなくすぐに滑り始める事ができます。(なので、ナイターも気楽に行けました)

外国の方もたくさん来ているホテルで、北海道のスキー場に来ているんだなって感じがすごくしました。

スキー場は雪質が良く、結構大きいスキー場です。特に幅が広いコースが多くあるので、滑っていて気持ち良いスキー場でした。

ちなみに、写真にもありますが、「苫鵡」って書いて「トマム」と読むみたいです。

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トマムスキー場はどんな人だと満足できそうか

トマムスキー場には、雪質が良く幅が広いコースが複数あるので、基本的にはどんな方も楽しみやすいと思うのですが、中でも次の様な方は満足しやすいかなと思います。

  • ゴンドラで一気に上まで行って長い事滑りたい初級者の方
  • 雪質の良い幅広のコースがいくつか欲しい初級者・中級者の方
  • 中級コースを滑るのも好きだし、凹凸の少ない初級コースを滑るのも好き!という方
  • ナイターで滑る時にも満足行く斜面を滑りたい方

ゴンドラで一気に上まで行って長い事滑りたい初級者の方

所々、滑りが単調になってしまうかもしれませんが、トマムスキー場には緩やかな斜面(平均斜度5°程度、最大10°程度)が山の一番下(ゴンドラ乗り場)まで続いているコースがあります。

ですので、スノボ初心者の方や初級者の方で山の一番上まで行って滑るのに不安がある方もゴンドラに乗って一回で不安の少ないコースをかなりの長い時間滑って楽しむ事ができます。

そのコースだけを滑っていると、少し飽きが出てきてしまうかもしれませんが、その場合には、もう少し斜度のある初級コースや、幅が広くて凹凸の少ない初級~中級コースがあるので、スキー場全体を使って楽しむ事ができます。

雪質の良い幅広のコースがいくつか欲しい初級者・中級者の方

また、中級コースも複数あり、非圧雪だったり、凹凸がなかったり、幅が広かったり、と色々なコースがあり、雪質が良いので、楽しみやすいコースが多いです。

中級コースを滑った後に、初級コースがあったりもするので、特に「中級コースを滑るのも好き(もしくは挑戦してみたい)で、凹凸の少ない初級コースを滑るのも好き!」という方は満足しやすいスキー場だと思います。

ナイターで滑る時にも満足行く斜面を滑りたい方

私は雪質が気になってあまりナイターは滑らない事が多いのですが、ホテルからすぐなのでトマムスキー場ではナイターも滑る事にしました。

結果的には、ナイターでかなり楽しめたので、私の様に雪質が気になってナイターをあまり滑らない方はトマムに来たらナイターも滑ってみると結構楽しめると思います。

シーズンにもよると思いますが、私が滑った日はナイターでも雪質がかなり良く、トマムスキー場のナイターはライトが結構ついているので斜面の凹凸もかなり見やすくて滑りやすいスキー場です。

また、ナイターで滑れる斜面に「ムーンシャイン」というかなり気持ちよく滑れるコースがあるというのが大きく、トマムスキー場ではナイターも満足できるスノボにできると思います。(ナイターのコース毎の感想はコース写真の項目で記載しています。)

トマムスキー場のゲレンデマップ

以下がトマムスキー場のゲレンデマップ。

トマムスキー場のゲレンデマップ

トマムスキー場に行くなら、トマム・ザ・タワー(ホテル)を利用する場合があると思うのですが、画像の赤丸の位置にザ・タワーがあります。

また、画像だと分かりにくいかもしれませんが、ホテルの目の前にある、薄いオレンジになっているコースがナイターで滑る事ができるコースです。

直結してるのでホテルを出たらすぐ滑れる様になってました。

トマム・ザ・タワーの宿泊プランはこちら。

JALスキーのツアーで見る

るるぶトラベルで見る

ゲレンデマップの右上(リゾナーレトマムの右上)にあるコースは、リフトがないので、パウダースノーやアスピリンスノーを楽しむために板を履かずに山を自分の足で登る必要があるコースです。(ハイクアップと呼んだりします。)、

滑るためには、手続きが必要で講習を受ける必要があります。

「上級者限定解放エリア」への参加には、必ず冬山解放デスクへお越し頂き、安全に滑走するための手続きが必要です。

トマムの理念合意書に合意頂き、ヘルメットとビブを着用の上、入山してもらいます。

トマムスキー場HPの「冬山開放デスク」の項目より引用

詳しくはトマムスキー場の「冬山開放宣言」をご覧下さい。

滑った日の基本情報

  • スキー場名:星野リゾート・トマムスキー場
  • 公式サイトURL:http://www.snowtomamu.jp/winter/(公式サイトからゲレンデマップのPDFを見る事ができます。)
  • 時期:二月上旬
  • 天候:晴れのち雪(一日目)、晴れ(二日目)
  • 雪質:小さい粒でサラサラの雪
  • 混雑具合:通常営業もナイターも空いている。(滑っている時に人が多くて気になるという事はありませんでした。)

滑った日の雪質の写真や感想

滑った日(二月上旬、晴れ)の雪の見た目はこんな感じです。

トマムスキー場の雪質

とにかく、ものすごく細かい雪で、サラサラしていました。

きっちり引っ掛かるし、きっちり離れてくれます。これがダウンスノーという雪なのかな?って感じの雪でした。※低温低湿の気候(北海道など)に降る細やかで軽い雪質の事をダウンスノーと呼ぶみたいです。

また、雪の量も多かったので、意識しておかないと滑っている時にスピードが上がっていきます。(普通にターンするだけで、エッジではなくバンク=雪による傾斜で滑る感じになる事があるので。)

トマムスキー場の主なコースの写真

トマムスキー場の主なコースの写真(幅や角度)を以下に掲載します。
※以下、コースマップよりコース距離や斜度を引用させて頂きます。

シルバーベル

コースマップ左側のゴンドラに乗ると、『シルバーベル』という初級者コースに行けます。

シルバーベルは、コース距離(長さ)4,500m、平均斜度4°、最大斜度10°のコースです。

シルバーベルのコース幅や斜度の見た目はこんな感じです。

シルバーベル

平均斜度4°でコース距離4500mなので、かなり長い時間をかけて滑る長距離コースです。

凹凸もほぼなく、幅も狭くはありません。

シルバーベルの終盤はこんな感じです。(『シルキーウェイ(中級)』の下ぐらいからの写真、二日目に撮った写真)

シルバーベル終盤

更に、そのまま滑っていると『初級者ゲレンデ』に繋がりますので、一度シルバーベルを滑り始めたらかなりの距離を一回で滑る事ができます。

初級者ゲレンデ

初級者ゲレンデは、コース距離1,100m、平均斜度5°、最大斜度12°の初級者コースです。

初級者ゲレンデのコース幅や斜度はこんな感じです。

初級者ゲレンデ

すごく緩やかな斜面なので、止まりそうに感じますが、止まらずにそのままゴンドラまで滑って行く事ができます。

平らな所はただ滑るだけになってしまいがちなので、逆エッジに気をつけて下さい。
痛くて怖い逆エッジでの転倒防止のためスノボ初心者が意識したい事

シルキーウェイ

シルバーベルの途中から『シルキーウェイ』というコースにも行く事ができます。

シルキーウェイは長さ1,000m、平均斜度15°、最大斜度28°の中級コースです。(トマムの中級コースの中では、最大斜度が一番あるコース)

コース幅や斜度の見た目はこんな感じです。(写真は二日目の物です。)

シルキーウェイ

斜度がありますが、凹凸はあまりなく、コースの幅が広いので、気持ちよく滑る事ができます。

凹凸が少なくて幅広の中級コースぐらいの斜度の斜面を滑りたいという方は、『シルキーウェイ』は滑っていて気持ち良いと思います。

ザ・グローリー

ゴンドラを降りた後、階段を登り、先程の『シルバーベル』と逆側に行くと『ザ・グローリー』に行く事ができます。

ザ・グローリーは、コース距離1,500m、平均斜度20°、最大斜度32°の中級コースです。

コース幅や斜度はこんな感じです。

ザ・グローリー

ここは、少し幅も狭く、角度もあり、こぶまではいかないぐらいの凹凸も結構ありましたので、中級が滑れる様になってきたばかりという方は怖く感じる事があるかもしれません。

怖く感じる角度の斜面は下を向いてしまいがちなので、目線は上げておく様に意識して下さい。

また、後傾になってしまいがちですので、前傾ぎみにしてスピードをコントロールする様に意識すると挑戦しやすくなると思います。

また、色々意識すると逆に滑り辛くなってしまうかもしれませんが、凹凸がある斜面では、より膝を曲げておくと自動的にショックを吸収できて滑りやすくなるので苦手意識がある場合には試してみて下さい。

そのまま滑っていくと、『アスペンバーン』や『ナスター』、『エキシビジョンB(非圧雪)』に分岐していきます。

アスペンバーン

アスペンバーンはコース距離950m、平均斜度15°、最大斜度25°の中級コースです。

アスペンバーンのコース幅や斜度はこんな感じです。

アスペンバーン

幅が広いので滑りやすいコースです。

ナスター

『ナスター』はコース距離850m、平均斜度12°、最大斜度25°の中級コースです。

ナスターのコース幅や斜度はこんな感じです。

ナスターコース

エキシビジョンB

『エキシビジョンB』(非圧雪)はコース距離1,200m、平均斜度18°、最大斜度28°の中級コースです。

コース幅や斜度はこんな感じです。

エキシビジョンB

ゴンドラに乗れば、『ザ・グローリー』(1500m)と合わせて、これらの中級コース(1000m前後)に繋がりますので、割と長い時間、中級コースを滑って降りてくることができます。

また、私は時間の都合で滑りませんでしたが『エキシビジョンA』という距離1200m、平均斜度18°、最大28°の中級コースにも『ザ・グローリー』から繋げる事ができます。

私の場合はこの後、ホテル側の斜面(ゲレンデマップ右側)に戻り、ナイターで滑れるコースを滑りました。

ムーンシャイン

トマムスキー場のナイターでは「第10高速クアッド」(ゲレンデマップ右側の頂上付近まで行くリフト)が利用できます。

「第10高速クアッド」を降りると、『ムーンシャイン』を滑る事ができます。

ムーンシャインはコース距離1,100m、平均斜度18°、最大斜度26°のコースです。

前半部分は中級の表記になっていて、後半部分は初級表記になっています。

また、コース距離の表記は前半部分の中級の所の距離になっている(と思います。)ので、下の方の初級表記の部分も合わせると、滑っていて満足できる充分な距離のコースになります。

ムーンシャインの中級部分のコース幅や斜度の見た目はこんな感じです。

ムーンシャイン中級部分

少し凹凸もあるので、滑りづらく感じる事もあるかもしれませんが、すぐに潰れてくれる雪なので転んだとしても痛くはありません。

また、凹凸のある部分は迂回する事ができますので(リフトを降りた後右手に行くと凹凸を迂回できるコースに行けます。)、スノボ初心者の方もナイターを楽しめます。

そのまま滑っていくと、こんな感じの斜面に繋がります。(ムーンシャインの初級表記の斜面)

ナイター時のムーンシャインの初級部分

このコースはめちゃくちゃ幅が広くて、滑っていてかなり気持ち良いです。

写真だと平ら過ぎて全然スピードが出ない様なイメージがするかもしれませんが、上部にはある程度の傾斜があるので、気持ちの良いスピードでそのまま滑る事ができます。

ここから「第10高速クアッド」までが、爽快感が物凄くて私は滑っていて一番気持ちの良いコースでした。

ナイター営業でない時はこんな感じの斜面です。(写真は次の日の午前中に撮った写真です。)

通常営業時のムーンシャインの初級部分

食事をした後すぐの朝早い時間でしたので、整地してもらった後の斜面を滑りました。(斜面に縦に入っている線)

ちなみに、前方に見える2つの建物がトマム・ザ・タワー(ホテル)です。

ムーンシャインはかなり滑っていて気持ち良かったです。

また、ムーンシャインの中級表記の部分からは、『初心者ゲレンデ』(幅が広くて凹凸のない斜面のコース)に行く事ができます。

初心者ゲレンデはナイター時には少し人が多かったので(ムーンシャイン側と比べると)、主にムーンシャイン側をずっと滑っていました。

ナイターの時間の大部分を延々とムーンシャイン(中級+初級)で滑っていたのですが、飽きが来る事は全くなくめちゃめちゃ気持ち良いナイターでした。

人が少なく、雪が良く、コース幅が広く、距離も充分なので、ナイターのムーンシャインはホント楽しかったです。

フリーウェイ(非圧雪)

ナイターでは「第10高速リフト」を乗ると『フリーウェイ』という非圧雪でコブがあるコース(上級)も滑る事ができます。

あまりナイターは滑らないのですが、ナイターでコブがあるコースは結構珍しいんじゃないかな?と思いました。

ライトが当たっていてこぶの凹凸が見やすくなっているので、こぶが見えなくて滑りづらいという事はなかったです。

こぶの大きさやコース幅、斜度はこんな感じです。

フリーウェイ(非圧雪)

コース途中の中央にあるこぶはかなり大き目でズレてできている事もあるのですが、コースの端側は小さめの凹凸になっていました。

フリーウェイを降りた後には『初心者ゲレンデ』(写真の奥の方のコース)に繋がります。

ラバーズレーンC

ゲレンデマップ右側には『ラバーズレーンC(非圧雪)』と『ラバーズレーンB』というコースもあります。(この2つはナイターでは滑る事はできません。)

ラバーズレーンCはコース距離540m、平均斜度15°、最大斜度23°の中級コースです。

ラバーズレーンC(入り口付近)の幅や斜度はこんな感じです。

ラバーズレーンC

そこまできつくないコブがあるコースです。

ラバーズレーンB

ラバーズレーンBはコース距離540m、平均斜度15°、最大斜度23°の中級コースです。

コース幅も充分にあり、斜度も適度にあるので、少しスピードにのって中級コースが滑りたい方は結構楽しめるコースだと思います。

ラバーズレーンBのコース幅や斜度の見た目はこんな感じです。

ラバーズレーンB

おまけ(食事について)

夕食をとるために、近くにある食事処が並んでいる所に行ったのですが(ザ・タワー内部から道が続いています。)、そこで入ったスープカレーの専門店は良かったです。

味も美味しかったですし、席がゆったりしていたり(隣のテーブルとの間隔が広いです。)、店員さんの対応が良かったので、気持ちよく食事する事ができました。

ちなみに、スープカレーは辛さが選べます。

参考になるかは分かりませんが、あまり辛いのが得意ではない私的には標準の辛さで結構辛く感じ(味はすごく美味しかったので辛いながらも普通に食べきりました。)、辛いのがホント苦手な人は標準より一つ下げた物でもかなり辛く感じたみたいです。

辛いのが結構好きな人は標準の一つ上を食べて、もう少し上でも良かったかもと言っていました。

ザ・タワーで食事に迷った場合には、スープカレー屋さんを選択肢に入れてみて下さい。

北海道の気温について

北海道の気温夜星空がきれいで見に行ったのですが、その時に車の気温計を見たら、-17℃になっていました。(18:22時点)

寒い時には夜は-30℃より低くなる事もあるみたいなので、ホテルから出る時や食事処に行く時には、いつもよりしっかり防寒できる様に準備しておく方が良いかも知れません。

また、雪が降っている時に滑る場合、基本的にはフードがついているリフトが多いのですが、ペアリフト(二人乗り)やシングルリフト(一人乗り)の場合には、フードがない場合もありますので、北海道では本州のスキー場よりも着込んで滑る方が無難かも知れません。

私の場合は、いつもよりは一枚多く着込んで滑り、天気が良い&ゴンドラかフード付きのリフトしか乗らなかったので、スキー場で寒さを感じる事はありませんでしたが。

トマムスキー場に行きたい!という場合はこちら。

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