富良野スキー場(北海道)に行ってきました。
富良野スキー場は志賀高原(長野)の焼額山スキー場と同様にプリンスホテルが手掛ける「プリンススノーリゾート」の一つです。
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滑った日の基本情報
- スキー場名:富良野スキー場
- 公式サイトURL:http://ski.princehotels.co.jp/furano/
- 時期:二月上旬
- 天候:晴れ
- 雪質:板で踏むと「キュルキュル」鳴るすごく軽い雪。
- 混雑具合:ゴンドラに乗る時に10分程度並ぶくらい。食事処は30分くらい席がとれなくて立って待ちました。
富良野スキー場はどんな人だと満足できそうか
主観ですが、富良野スキー場は以下の様な方は楽しみやすいと思います。
- 中級コースを滑る様になってきて、だんだん自分の思う様に滑れる様になってきた方
- 色々な種類の中級ぐらいの斜度のコースを楽しみたい人
- コース幅が広いのが何より好きな初級者の方(北の峰)
- 凹凸の少ない長めの初級コースが複数欲しい人(北の峰)
富良野スキー場は中級コースがたくさんあり、非圧雪ゾーンだったり、斜度がきつめのコースだったり、凹凸のない長めの距離の中級コースなど、色々なタイプの中級コースがあります。
かなりの種類(斜度や幅、凹凸などのタイプ)の中級コースを滑る事ができます。(中でも、トレーニングバーン(中級)がかなり気持ちの良いコースです。)
ですので、中級コースがだんだん自分の思う様に滑れる様になってきた方はかなり楽しみやすいと思います。
また、後述しますが、コースマップ左側の『富良野ゾーン』と右側の『北の峰ゾーン』を繋ぐ「連絡コース」は結構斜度もあり凹凸もありますので、本当に初めてという方や中級コースくらいだと横滑りでも滑るのに怖さがあるという方は富良野ゾーンから移動するのは大変かもしれません。
富良野ゾーンは、初級コースもあるのですが、山の上の方から滑るとなると中級コースも滑らなくてはならない事もあります。
北の峰ゾーンは、コース幅が物凄く広くて凹凸の少ない初級コースが複数ありますので、スノボ初心者の方もすごく楽しみやすいと思います。
中でも「レッスンコース(初級)」は、凹凸がほとんどなく適度にスピードにのれますので滑っていて気持ちよいと思います。
また、北の峰ゾーンは結構コース距離のある初級コースの後に、更に距離が長めの初級コースが続いてる箇所も多いです。
それぞれ、幅が広めで凹凸も少ないコースな事が多いのでその部分でも滑りやすいです。
ですので、北の峰ゾーンでは、「適度な斜度で凹凸が少なく、幅が広い長めの初級コース」という、かなり楽しみやすい斜面で滑る事ができます。
ですので、コース幅が広いのが好きな初級者の方や凹凸の少ない長めの初級コースが複数欲しい方は楽しみやすいスキー場だと思います。
富良野スキー場のコースマップ
富良野スキー場のコースマップ。
富良野スキー場は、コースマップ左側の『富良野ゾーン』と右側の『北の峰ゾーン』に分かれています。
富良野ゾーンにはロープウェイがあり、北の峰ゾーンにはゴンドラがあるので、どちらで滑っても一気にゲレンデの上の方まで行く事ができます。
滑った日の雪質の写真や感想
滑った日(二月上旬)の雪はこんな感じでした。
滑っている時に、キュルキュル鳴る雪です。
変に引っ掛かかる事はほとんどなく、かなり早めにきちんと板から離れてくれる様な雪です。(ギュッギュッと鳴る雪よりは、引っ掛かりが弱めな雪です。)
北海道の低温低湿の気候に降る『ダウンスノー』という、こまやかで軽い雪質の雪があるみたいなのですが、滑った日の雪(写真の雪)がいわゆる『ダウンスノー』という物なのかどうかは判断できませんでした。(自分の中で北海道の雪質に過剰に期待し過ぎていたからかも知れません。)
ただ、この日の雪は滑っていてホントに軽かったです。(軽いので引っ掛かり自体は弱めです。)
富良野スキー場の主なコースの写真
富良野ゾーンの「富良野ロープウェイ」に乗ると、頂上付近に行けます。
降りて右手に行くと、「ザイラーC(コース)」が出てきます。
※以下、コース斜度やコース距離は上記の公式HPより引用させて頂きます。
ザイラーコース
ザイラーコースは最大斜度32°、平均斜度14°、コース距離3,400mのコースです。
コースはロープウェイを降りてから、山の下まで続いている長いコースで、上の方は初級コースの表記で、途中から中級コースの表記になります。
コースの最初の方(初級表記の箇所)のコース幅やコース角度はこんな感じです。
コース幅もわりとあり、凹凸もあまりありません。
そのまま滑っていくと、分岐があり、中級(ザイラーコース)と初級(スピースコース)に分かれます。
ザイラーコース(中級部分)
ザイラーコースの中級部分の斜面の幅や角度はこんな感じです。
ここは、前夜に雪が降った場合にはそのままにしてあるコースみたいで、新雪の状態になっています。
このコースはある程度の幅がありますし、距離も長めですので、中級コースが滑れる様になった方は楽しみやすいと思います。
ザイラーコースの中盤はこんな感じです。
スピースコース
スピースコースは最大斜度32°、平均15°、コース距離3,300mの初級コースです。
コース幅や斜度の見た目はこんな感じです。
幅が結構あり、凸凹もほとんどないので、滑りやすいコースでした。
平均斜度15°でコース距離3,300mなので、結構長い間滑る事ができます。
スピースコースの中盤はこんな感じです。
そのまま滑っていき、右の方に行くと、「プリンスコース(初級)」が出てきます。
プリンスコース
プリンスコース(初級)は最大斜度18°、平均8°、コース距離900mのコースです。
コース幅や斜度の見た目はこんな感じです。
コースの幅がかなり広く、緩やかな斜面(平均8°)で、凹凸もほぼないので、スノボ初心者の方(めちゃめちゃ久しぶりの方や)や小さいお子さんがいる家族で来た方など、このコースはかなり滑りやすいし、練習もやりやすいと思います。
ちょっと人は多いかもしれませんが、幅がすごく広いので許容範囲内だと思います。
「プリンスロマンス」リフトに乗ると、このコースを何回も滑る事ができます。
再度、富良野ロープウェイに乗り、「連絡コース」を滑ると『北の峰ゾーン(コースマップ右側)』に移動する事ができます。
連絡コース
連絡コースは最大斜度32°、平均斜度15°、コース距離1,100mのコースです。
富良野ゾーンから北の峰ゾーンに行く時には滑って移動する事ができ、北の峰ゾーンから富良野ゾーンに移動する時には、連絡リフトを利用する事になります。
「連絡」とついていると、林間コースの様な感じがするかもしれませんが、この連絡コースは中級コースで角度も結構ある箇所があります。
斜度の見た目や幅はこんな感じです。
少し進んだ後はこんな感じです。
凹凸も結構あり、こぶの様になっている箇所も出てきます。
また、連絡コースの距離は1,100mの表記ですが、北の峰ゾーンに出るまで結構長く感じた覚えがあります。
連絡コースという名前ですが、このコースは結構好きな方もいると思います。(北の峰ゾーン側から「連絡リフト」に乗ればこのコースを何回も滑る事ができます。)
角度があってこぶもありますので、怖く感じる場合には横滑りや木の葉などでゆっくり滑りケガしない様に注意しながら北の峰に移動して下さい。
そのまま滑っていくと、北の峰ゾーンに繋がります。
以下は、北の峰ゾーンのコースです。
林間コース
北の峰ゾーンのコースマップ一番左側に『林間コース』があります。
林間コースは最大斜度28°、平均斜度9°、コース距離2,100mです。
コースはこんな感じです。
林間コースと言っても、くねくねしたコースではなく、割と幅があって、なだらかな滑りやすい斜面です。
平均斜度9°で距離2,100mですので、かなり長いコースです。
また、滑っていると、『松の木コース』『アゼリアコース』などに繋がりますので、かなり長い距離を滑るコースです。
下まで滑ると「北の峰ゴンドラ」があります。
北の峰ゴンドラは降りた先に中級以上のコースしかないので、初心者の方や初級者の方は、「北の峰第一高速」リフトに乗る方が楽しく滑りやすいと思います。
「北の峰第一高速」リフトや「北の峰第2ロマンス」リフトを乗り継いでいけば、かなり上まで行けますので、北の峰ゾーンの大部分のコースを滑る事ができます。(ゴンドラとの差は『レディースダウンヒルコース』くらいです。)
レディースダウンヒルコース
北の峰ゴンドラに乗ると、『レディースダウンヒルコース』に出ます。
レディースダウンヒルコースは最大斜度33°、平均斜度14°、コース距離2,410mのコースです。
コースの序盤はこんな感じです。
レディースダウンヒルコースの途中で右に抜ける所があります。
そこを滑っていくと、こんな感じの場所に出てきます。
コースマップ上の「馬の背」と書かれている部分です。
この先の方に「ジャイアントコース」があります。
ジャイアントコース
ジャイアントコースは最大斜度30°、平均斜度19°、コース距離700mのコースです。
非圧雪でこぶの様になっている箇所(コース右側)と、ある程度整地されている箇所(コース左側)があります。
コース幅や斜度はこんな感じのコースです。
写真右側は深雪状態になっていたり、凹凸が結構あったりするコースです(非圧雪ゾーン)。
写真左側の方は、コブとまではいかない位のデコボコはありますが、ある程度整地されています。
そのまま進み、左手の方に滑っていくと、『レッスンコース』に出ます。
レッスンコース
レッスンコースは最大斜度24°、平均斜度9°、コース距離1,190mのコースです。
斜面自体が上がったり下がったりしているので、普通に滑るだけで少しウェーブする様になります。
コース幅や斜度はこんな感じです。
このコースは幅も結構あるし、凹凸もほぼないので、滑っていてかなり気持ちの良いコースです。
私的には、レッスンコースはスノボ初心者の方や、中級コースが滑れる様になってきたけど斜面に凹凸があるのがあまり好きじゃない方に富良野スキー場の中ではおすすめのコースです。
ダイナミックコース
北の峰ゾーンの真ん中あたりに、『ダイナミックコース』という中級コースがあります。
ダイナミックコースは最大斜度27°、平均斜度17°、コース距離470mのコースです。
角度もあり、少し幅が狭いので滑り辛く感じる事もあるかもしれません。
コース幅や斜度はこんな感じです。
そのまま滑ると、『アゼリアコース(初級)』の序盤に繋がります。(ジュニアゲレンデやファミリーゲレンデ、先ほど記載したレッスンコースにもそのまま行く事ができます。)
アゼリアコース
アゼリアコースは最大斜度21°、平均11°、コース距離400mの初級コースです。
コース幅や斜度はこんな感じです。
物凄くコース幅がありますので、スノボに慣れていない方も人にぶつかる心配などがそこまで出てこないと思いますので、滑っていて気持ち良いと思います。
アゼリアコースを滑っていくと、「北の峰第3」リフトに繋がります。
ちなみに、「北の峰第3」リフトの前にこんなのがありました。
ホントに雪でできています。
北の峰第3リフトの方達が作ったみたいです。(写真左下の看板に記載されています。)
ワイドゲレンデ
「北の峰第3」リフトに乗った後、『ワイドゲレンデ』を滑る事ができます。
ワイドゲレンデは最大斜度32°、平均斜度14°、コース距離3,400mの初級コースです。
ここもアゼリアコースと同じ様に、コース幅が凄く広いので滑りやすいと思います。(アゼリアコースよりは斜度があります。)
コース幅や斜度はこんな感じです。
ワイドゲレンデのあとアゼリアコースを滑り、再度、「北の峰第3」リフトに乗り、『トレーニングバーン(中級)』に行きます。
トレーニングバーン
トレーニングバーンは最大斜度30°、平均斜度13°、コース距離1,000mの中級コースです。
先ほどの『レッスンコース』と合わせて、このコースは北の峰ゾーンの中でかなり気持ちよく滑れるコースの一つで私は滑っていて一番気持ちよかったコースです。
コース幅や斜面はこんな感じです。
特に、結構角度のある中級コースを滑ったりする方に、おすすめのコースです。
ある程度角度のある中級コースで、ここまでコース幅があって、距離が長めで、凹凸の少ないコースはかなり珍しいと思います。
むしろこのコースを滑るために富良野スキー場に来るのでも楽しめると思います。
あんまり言うと、期待が大きくなり過ぎて「思ったより楽しめない」となってしまうかもしれないですが。(そこまで期待せずに行って「あれっ?めっちゃ楽しめる!」ってぐらいでお願いします。)
公式サイトでは平均斜度13°となっていますが、結構スピードに乗れます。
(斜面が終わった後はスピードを抑えるためになだらかになっていたり、斜面の途中で一度平らになる箇所があるので、平均にすると13°くらいになるのだと思います。)
中級コースを滑れる様になった時に、スピードが出てくると、かなりエッジを立ててスピードを抑えなきゃいけなかったり、ターン前半でエッジをズラしてスピードを抑えなくてはならないという場合にも、このコースは幅が広くて凹凸がほぼないコースなので、そのまま大きくターンして気持ちよく滑るというのがやりやすいコースです。
また、北の峰ゾーンの下にある食事処は空席待ちに30分並ぶくらい混んでいたのですが、このコースはあまり人とかぶる事がなく、ぶつかる心配もあまりないですし、前が詰まってスピードを落とさないといけないという事もありませんでした。
という事で、中・上級コースぐらいの角度の斜面を滑っていて「凹凸が少なくて幅が広くて距離が長い中・上級くらいの斜面が滑りたい!」という方にはめちゃめちゃおすすめのコースです。
富良野スキー場に行きたい!という場合はこちら。
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