スノボのブーツは締め付けがヒモのタイプが主流ですが、巻き取り式のタイプなどもあります。

巻き取り式のタイプというのは、ブーツについている丸いパーツ(ダイアル)を回せば、鉄のヒモがしまっていくタイプの物です。(BOAシステムと言います。)

この巻き取り式は、ヒモと違い、ゲレンデでパーツが壊れると代用が効かないという面もありますが、ブーツを履くのも楽ですし、脱ぐのも楽です。

ブーツを脱ぐ時や締め付けが楽なのは思った以上に便利です。

昼休憩の時はブーツを緩めたくなりますし、(締め付け作業が大変だと、履く時面倒だから緩めなくていいやと感じることもあります。)滑っていて締め付けが気になる時に、簡単に調整できるのは結構便利です。

基本的には、しっかりと締め付けられている状態の方が、足の動きがしっかりと意識できるので滑りやすいです。

気になった時に、面倒に感じずにホールド感を変えられるというのは大事です。

力がない人ほどBOAシステム

また、パーツで締めるタイプのものは、しっかりと締め付けやすいという面もあります。

ヒモの場合には、締め付けが弱いと滑っていて緩くなってきますが、BOAシステムではパーツの回転を逆弁で抑えていますので、緩くなる事はあまりありません。(ダイアルは一つですと緩みやすい事もあります。)

パーツではなく、ヒモでしっかりと締めるには少なからず力を必要としますので、苦手な場合やきつく締められない場合には、BOAシステムのブーツを使用すると解決できると思います。

また、Boaシステムでは、ダイアルが二つついていて、片方は右側に引っ張るヒモだけ巻き取り、もう片方は左だけ巻き取るという商品もあったり、一つは足の甲の部分のヒモだけ締め付けて、もう一つはスネの部分のヒモだけ引っ張るという商品もあります。

一つの物に比べると、二つのダイアルの物は値段が少し上がりますが、私は2つのダイアルがついているBoaブーツがおすすめです。

滑れるようになってくると、締め付けを微調整したくなるのですが、2つあると片方ずつのダイアルの回し加減で微調整しやすくなるからです。

ホントに微調整したい方は、ヒモの方が良いかもしれませんが、Boaでも大差ないくらい締め付けを調整できます。

また、逆弁が二つになり力が分散されますので、ダイアルが一つの場合よりも、ヒモの緩みが起こりにくいという部分もあります。

ですので、締め付けを微調整できて、ヒモが緩みにくいダイアルが2つのタイプがおすすめです。

ボアブーツだと流れ止め(リーシュコードという名前で販売されていたりします。)の金具をどこにつけようか場所に迷う事もあるかと思いますが、私の場合には、ブーツのインナーのヒモを外に垂らしてつけています。

インナーのヒモの先端に輪を作る様に結んでおき、そこに金具をつけます。(輪がほどけても金具がとれない状態で輪を作る様にして下さい。)

サイズ選びに関して

私はぴったりなサイズのブーツを選ぶようにしています。
少し履く時、脱ぐ時にきつくなりますが。

履きやすさは内側の素材によって変わりますので、購入する際には色々と試して自分にとって履きやすい素材はどれなのかを確認して下さい。
(→スノボブーツのサイズはぴったりな物を選べば初心者でも滑りやすい!

またスキー場で使用するソックスが厚手の方は、マイブーツを購入する際に、実際にスキー場で使用するソックスでいくと、より確実にピッタリのものが選べます。

普段使いの薄いソックスで選びに行ってピッタリのものを購入したとしても、いざスキー場で履いてみたら、靴下の厚みで履きづらかったりして、かなり窮屈になってしまうことがありますので。

お店によっては厚手の靴下を用意している所もありますので、店員さんに聞いてみれば借りれる事もあります。

レンタルブーツ?

もしスノーボードを何回かやってみて続けていく事になったならば、ブーツだけはレンタルではなく早めに購入するのがおすすめです。(自分が気に入ったサイズで履き心地が良いもの)

なぜかというと、ブーツの履き心地によって、その時のスノボが楽しいか楽しくないかかなり左右されるからです。

足のサイズが合っているブーツでも、ホールド感があまりなく動きづらいものや、履いていても痛くなってくるものなどでは、滑っていても本当に楽しくありません。

ブーツをレンタルする場合には、ホールド感があまりないものでも他に選択肢がないですし、履いていて痛くなっても我慢して使用しなければならない事もあります。
(ほとんどのショップでは同一商品で揃えているからです。)

またレンタルブーツはヒモのタイプが多いですので(BOAシステムではなく)、スノボ初心者の方など締め付けに慣れていない場合には、滑っているとすぐに緩くなってしまう事もあります。

これだと滑っていて、楽しさが半減してしまいます。

楽しむために行っているのですし、スノボに行くには、高速代や、宿代、バスならツアー代、など色々な費用がかかっているのですから、楽しむために重要なモノをレンタルで済ますというのはおすすめしません。
(ボードはレンタルでも当たり外れはあまりありません。)

まあこれも一度自分で経験しないと分かりづらいことかも知れないですが。

ブーツの大事さは頭の片隅に置いといて下さい。

次ページ→初心者から知っておきたいスノボの滑り方のコツ!

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