私は、かなり昔に購入したゴーグルを10年近く使用していた事があります。

ゴーグルの真ん中の部分のコーティングははげてきていましたが、「ゴーグルなんてどれでも一緒じゃない?新しいものでもそんな変わらないでしょ。」って思っていました。

ですが、吹雪に出会ってゴーグルを借してもらった事で考えが変わり、ゴーグルの重要性を実感しました。

ゴーグルによって見え方が全然違う

昔、家族でスノボに行った際に、天候が悪くなり全く前が見えなくなったので、車に戻り、姉が予備で持ってきていたゴーグルを借りた事がありました。

それをつけて滑ったときに感じたのが、「ゴーグルが違うと、こんなに見え方が変わるんだ・・・」という事です。

天候が悪く吹雪いていたので、先の方まで見通せない事に違いはないのですが、明らかに前方の見え方が違ったのです。

吹雪いてはいるのですが、吹雪いているのがはっきり見えたんです。

今までは、吹雪だからゴーグルが曇って見えないんだと思っていましたが、姉に借りたゴーグルは同じ状況下でも曇らず、更に雪自体の見え方がすごくはっきりとしたんです。

錯覚がすごい吹雪

その時の吹雪は山頂付近で出会ったのですが、出会った事ないレベルの吹雪でホントにびっくりしました。

地面が動いているかの様に錯覚する吹雪で、滑っているときに自分が止まっているのか、前進しているのか分からない感じになります。

その場に立っている事もままならなかったのですが、ずっと横滑りでなんとか斜面を降りて吹雪を抜けたって感じです。

ちなみに、山の頂上付近は吹雪きやすいので、滑るのに慣れていない場合には、天候が良くない日は最初の内はやめておいた方が良いと思います。

スノボに行くのが不安になるかもしれませんが、通常は、吹雪が凄い場合にはリフトやゴンドラが営業ストップになるので大丈夫です。

その時は雪が降っているのは確認していましたが、山の頂上付近も滑れなくはないという判断だったらしくゴンドラが営業していました。

そして、乗っている最中に天候が急変したという感じだったのでしょうがなく滑ってきたという次第です。

はっきり視えるかどうかで滑りが変わる

あまりに見え方が違ったので、スノボを終えて地元に帰ってきてから速攻でゴーグルを買いにいきました。

ちょっと気張って16000円の物です。

新しくゴーグルを購入してはじめてスノボに行った時は本当に重要性を再実感しました。

品質の良いゴーグルを晴天の日に使用したのは初めてだったのですが、今までのゴーグルで晴天の日に「ちゃんと見えてる」と感じていたレベルは、はっきりとは見えていないレベルだったって事がよく分かりました。

以前使用していた物が、購入してから長期間経っていたという部分も大いにあるとは思いますが、新しく購入したゴーグルは比べ物にならないくらいはっきりと見えました。

滑りに影響が出たのは、斜面の凹凸も良く見えるようになった事です。

「ゴーグルによって、見え方がこんなに変わるんだ」という経験をした人は結構多いと思います。

よく見えるようになったので、スノボがもっと楽しくなったというのがかなり大きかったです。

今まで見ていた情報量とは明らかに量が違う情報が入ってきて、滑るに当たって工夫の余地が出てきたからです。

どうして早く良いゴーグルを買わなかったのかと。

品質の良いゴーグルの価値

吹雪に出会わなければ、姉にゴーグルを借りることもなく、いまだにコーティング部分がはげてきていたゴーグルを使用していたと思います。

前の感覚では充分使えていたので。

長いことやっていますので、少し自分の中でスノーボードがマンネリ化していたとも思います。

趣味レベルでですが、まぁまぁ滑れるようになっていて、向上心も最初に比べたら希薄になっていました。

ですがゴーグルを変えた事によって一気に目から入る情報が増え、大ざっぱにこなしていた斜面の凹凸もターンに入る前から見れるようになったので、細かい調整をしながらターンできる様になりました。
(以前は、凹凸はエッジで潰していました。)

視える「情報量」が多くなったおかげで、その後のスノボがかなり楽しくなりました。

「はっきり視えるかどうか」はスノボが楽しめるかどうかにかなり影響が大きいです。

という事で、初心者の方でもスノボを続けていくのならば、ゴーグルは値段で選ぶのではなく、値段は上がりますが「曇らない処理がされていて、視認性が良いもの」を最初から使用する方が、より楽しくスノーボードができると思います。

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