スノーボードをする時にゴーグルが曇らない様に工夫して付けていても、滑っていればどうしたって曇ってしまう事があります。

一度曇ってしまうと、ゴーグル内部の空間に水分が多い状態になってしまっていたり、ゴーグル上部に雪が乗って換気が悪くなっていたりするので、その後もまた曇りやすくなってしまう事も多いです。

ですので、ゴーグルが曇ってしまった後にする事を記載しておこうと思います。

ゴーグルが曇っちゃった後は基本的には一度リセットする必要があります。

可能ならば休憩するなどして、『滑り始める前の状態』に戻します。

もし、休憩し終わった後に曇ってしまったという時や時間的にリセットする事が難しいという場合には、ゴンドラを降りた後や休憩所前などでこの記事に記載する事をしてみて下さい。

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ゴーグル内部の換気を行う

一度曇ってしまうと、水分を多く含む空気が内部に留まっているという事なので、ゴーグル内部にスキー場の冷たい空気(水分が少ない空気)を入れてください。

生温かい空気は水蒸気を多く含んでいる事が多く、それが冷やされると気体(水蒸気)でいれなくなった分が水滴となって、またレンズにつく様になります。(どうしてゴーグルが曇るのか?

ですので、その生温かい空気を外に出して、新しい空気を入れる様にします。

水分をあまり含んでいない空気(ゲレンデの空気)を中に入れると、水滴がつく原因となる水蒸気が少ないので、曇りづらくなります。

ゴーグルに付着した水滴を取り除く

ゴーグルに水滴がついていると、それだけ内部の水分量が多くなってしまいますので、再度付け始める前に、取り除いておきます。

これを取っておかないと、顔の熱で水滴の一部分が水蒸気になり、滑っている時に再度ゴーグル内部の温度が下がるので、気体(水蒸気)でいられなくなり、レンズに水滴として付着する、という流れで、またすぐにゴーグルが曇ってしまいます。

ですので、再度滑り始める前に、しっかり水滴を取り除いておきます。

ゴーグルについた水滴の取り方

ゴーグルの水滴を取り除く時には以下の様にして下さい。

  1. ゴーグル自体を縦に振りレンズについている水滴の一粒一粒を大きくします。
  2. ゴシゴシ拭かずに大きくなった水滴をクロスで“吸収する様に”取り除きます。

レンズを拭く時の注意点

ゴーグルを縦に振るのは、一粒一粒を大きくした方が“吸収する様に”取り除くのが簡単になるからです。

どうしてゴシゴシ拭くのはあまり良くないかというと、キズがついて更に曇りやすくなってしまうという理由もありますし、塗られているコーティング(曇り止め加工)も一緒に拭きとってしまってその後曇りやすくなってしまうという理由からです。

曇りにくいゴーグルの付け方』という記事にも書きましたが、曇り止め加工というのは、親水性(親水性=水によく溶ける≒水を吸収する=水滴出てきにくい=曇りにくい、です。)の物でレンズ表面がコーティングされていて、それが水分を吸収するので、レンズに水滴が出て来づらくなるというものです。

ですので、ゴシゴシ拭いてしまうと、水滴と一緒にコーティングもとれてしまってその後以前と比べると曇りやすくなるのです。

吸収する様に拭く為には、ゴーグル購入時に付属していた専用のクロスを使用する様にして下さい。

柔らかいケース(コットン生地などのケース)の場合には、ケース自体で拭く事が推奨されている商品なんかもあります。

購入したゴーグルの説明書に書かれていると思うので、確認してみて下さい。

クロスがないという場合にも、1000円程度で販売されています。

私はケースが柔らかい物なので、基本的にはケースで水滴を吸収する様にしていますが、滑る時に持つのを忘れてしまった時にはティッシュの角で水滴を吸う様にして取り除いています。(ですが、メーカーの説明書に推奨されている方法があると思いますのでその様にして下さい。)

先ほど、「スノーボードをしていてゴーグルが曇ってしまったら、基本的には休憩などをして一度リセットする」と書きましたが、これは「曇り止め加工のコーティングが吸った水分を乾かして飛ばす」という意味もあります。

曇り止め加工で水分を吸収・吸着するといっても限界がありますので、吸った水分をまた飛ばしておく事が必要になります。(というか、吸収できる量の限界まできたから、曇ってしまったという面があります。)

また、運動した後は体温が上がりますので、「曇りにくいゴーグルの付け方」で書いたような『手の甲で顔の表面の熱をとっておく』事も、すぐにまたゴーグルが曇ってしまうのを防止するのに役立ちます。

ゴーグル上部に乗っている雪を取り除く

ゴーグルが曇るのは、雪が降っている時が多いと思います。

ですので、一度曇ってしまった時には、ゴーグル上にあるスポンジに雪が溜まっている事があります。

スポンジの穴を雪や水が塞いでいると換気が不十分になっているため、湿った空気がゴーグル内側に滞留し、その後も曇りやすくなってしまうので、付け直すときに取り除いておきます。

ゴーグルを振って雪を落としたり、ティッシュで水を吸ったりして取り除いてください。(力づくでやろうとするとスポンジの一部分がとれてしまう事があるので気をつけて下さい。)

電動ファン付きゴーグルを使用しておく

また、曇った後にやれる事ではないのですが、電動ファン付きゴーグル(要電池)という物も販売されていますので、どうしても曇っちゃうという方は検討してみても良いかもしれません。

SWANSファン付きゴーグル14-15 DREAD-PTBR メガネ対応

ゴーグルにファンがついていて、スイッチを押すとゴーグル内側の湿った空気を外に出してくれるので、曇りがとれていきます。(オートのタイプもあります。)

特別値段が高いというわけではないので、試しやすいとも思います。

種類的には他にも色々とあります。

「電動ファン付きゴーグル」や「ターボファン付ゴーグル」「換気扇付きゴーグル」などでインターネット検索すると出てくるので探してみて下さい。

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