スノーボードでゴーグルが曇る原因は内部と外部の温度差だったりする。

『そもそも、なぜスノボをしているとゴーグルが曇ってくるのか?』と言うのがこの記事のテーマです。


ゴーグルが曇る原因は使用環境の違いによって複数出てくると思うのですが、主な原因は、ゴーグル内部とゴーグル外部の温度の差だったりします。


空気は、温度毎に「どれだけ水蒸気(気体)を含んでいられるか」が決まっています。


この含んでいられる水蒸気(飽和水蒸気量)は、温度が高い程、多くの量を気体(水蒸気)の状態で含んでいられます。


冬(温度低い)は乾燥しやすいですし、夏(温度高い)はじめじめって聞いた事があったり、実体験としてあったりすると思います。


  • 温度高い=水蒸気多い(多く含んでいられる)
  • 温度低い=水蒸気少ない(含んでいられる量が少ない)

と、以下の内容のために、ちょっと頭の隅に置いておいて下さい。


記事の目次
  • 温度差があると水滴が出てくる
    • 水滴が出て来ない“夏のサングラス”と“冷凍庫の仕切り板”
    • 水滴が出て来るアイスケース
  • 「ゴーグルが曇った」時に起こっている事
  • 雪が降っていると更にゴーグルが曇りやすくなる理由
  • 温度差をなくす工夫をした上でゴーグルをつける

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温度差があると水滴が出てくる


スノボでゴーグルをつけている時には、顔から出ている熱でゴーグル内部の空間の温度が外部に比べると高いのですが、それは滑っている内にだんだんと冷やされていきます。


そうすると、水蒸気を多く含んでいる状態(内部が暖かい状態)から温度が下がり、水蒸気(気体)を多く含めなくなるので(温度高い→低いになるので。夏→冬)、その差の分、水蒸気(気体)が結露(液体)になってゴーグルの内側につき始めます。


この温度じゃ水蒸気にしておくのは無理だから水にするねって感じです。


水滴が出て来ない“夏のサングラス”と“冷凍庫の仕切り板”


例えば、夏にサングラスをかけている状態を思い浮かべて欲しいのですが、夏にサングラスをつけている時に、レンズが曇ったという経験はないと思います。


これは内側の温度と外側の温度が同じ(差がほぼない)だからです。


気温が20度だったら、内側も20度で、外側も20度です。


また、冷凍庫内部のスペースを区切るために置くような仕切り板などを考えてもらいたいのですが、仕切りの外側も0度で内側も0度なら「温度差がない」ので、仕切り板に結露がつくという事はありません。


水滴が出て来るアイスケース


ですが、ここで温度差があると水滴が出てきてしまいます。


よく夏祭りなどで使用しているアイスの冷凍庫などを思い浮かべて欲しいのですが、この場合には、ガラスの外側(温かい側)に結露が出てきます。


これは内側(冷凍庫側)と外側(夏の空気)に温度の差があるからです。


アイスのケースの上側に近い部分の空気は、温度が段々下げられる事になります。(ケース内部の低い温度によって冷やされるので。)


そうすると、そこに近い部分の空気は「温かい→冷たい」という変化がありますので、今まで含めることができた水分量を含むことができなくなり、それが水滴となってケースの外側に表れてきます。


さっきと同じで、「もう水蒸気のままにしておけないから、水にする!」っていう状態です。


「ゴーグルが曇った」時に起こっている事


スノーボードでゴーグルが曇る主な原因は、アイスケースと同じです。


スノボをしている時にあてはめると、アイスのケースの外側(温=水滴がつく方)が「ゴーグル内部」にあたり、アイスケースの内側(冷)が「ゴーグル外部(ゲレンデ)」にあたります。


自分の顔の温度やフェイスマスク使用時の鼻から出た空気によってゴーグル内側の空気は温められますが、レンズ外側はスキー場の空気によって冷やされていきますので、だんだんとゴーグル内側の温度が下げられる事になります。


そうすると、ゴーグル内側は体温によって常に温められるのですが、ゴーグル内側のレンズに近い部分の空気はレンズを伝いゲレンデの空気によって冷やされていくので、「温かい(水蒸気多)」から「冷たい(水蒸気少)」になり、その含められる水蒸気の差分が結露になってゴーグル内部に出てきます。


そうすると、「ゴーグルが曇った」になります。


雪が降っていると更にゴーグルが曇りやすくなる理由


また、吹雪の時や雪が降っている時等に、よくゴーグルが曇る経験をすると思います。


どうして吹雪の時に曇りやすいかというと、


  • より大きな温度差になる。
  • ゴーグル内部を換気しにくくなる
  • フェイスマスクを使用している事が多い。

ので、更に曇りやすくなってしまいます。


吹雪の時は晴れている時に比べると内部と外部の温度差が大きくなる事が多いですし、ゴーグルの上にある換気のためのスポンジに雪が乗っかってしまい、湿った空気が外に出て行かなかったりするので曇りやすい事に繋がります。


ゴーグル上に積もった雪がゴーグル内部からの空気に触れ、温められて水の様になり穴を塞いでしまったりして、換気が悪くなります。


どんどん温かい空気(顔表面の温度で暖まった空気やフェイスマスク使用時の鼻から流れ込む温かい空気)は送り込まれるけれども、中の空気は外に出て行かないという事が起きたりしますので、水分を多く含む空気がゴーグル内部にたまり、曇りやすくなります。


雪が降っている時にはフェイスマスクを使用する事が多い、というのも雪の時にゴーグルが曇る経験をしやすい原因の一つです。


温度差をなくす工夫をした上でゴーグルをつける


ですので、ゴーグルの曇りを抑えるためには、温度差をなくす様に色々と工夫した状態でゴーグルをつけると、曇りにくくなりますので、快適にスノボができる様になります。


私の場合は、温度差をなくすために、以下の様にしてゴーグルを付ける様にしています。


ゴーグルが曇らない様にする方法
  • 手の甲で顔表面の温度を下げてからつける。
  • フェイスマスクをつける時に鼻からの空気がゴーグル内部に入らない様に鼻の部分の生地を外に折り曲げる。
  • ダブルレンズのゴーグルを使用する。


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