ワックススキー場についたら滑り始める前に、板にワックスを塗ります。

ワックスというのは、板の裏面に塗る事で、雪と板との摩擦を軽減し、板の滑りを良くしてくれるものです。

ワックスを塗る理由2つ

板の裏面は滑らかに見えますが、実際には細かい凹凸があります。(新品のボードであっても。)

表面に細かいトゲがたくさんついている木を雪に置いても滑っていかないのと同じで、凹凸が多いボードだと、滑りが悪くなります。

ですので、ワックスを塗って、そのトゲの間にワックスを入れて、1.表面(雪との接地面)を滑らかにしておくほうが(均一にしておく方が)摩擦が減り、気持ちよく滑ることができます。

ワックスの必要性が分からなくて、塗らずに滑っている方もいると思いますが、ワックスを塗っている状態と塗っていない状態では、同じ板であっても滑り心地がかなり変わってきます。

ワックスを塗っていないで滑ると、摩擦が大きいので、良く分からない所で板の裏面が雪に引っかかってバランスを崩して転んでしまったり、思ったよりもスピードに乗れなかったりで、「滑りづらい」と感じる場面が出てきます。

こういうのが出てくると、いつもの滑りと変えないとうまく滑れない事がありますので、気持ち良く滑れなくなってしまうのです。

特に、スノボ初心者の方などは、せっかく練習してターンのコツ等をつかみ始めて来ても、次にスノボに行った時に、いつもと違う感じで滑らなくてはならないのでは、スノボの楽しさが半減してしまいます。

ですので、2.滑り心地を一定にしておくという意味でも、ワックスはいつも塗って滑る方が楽しめます。

塗っていなくても、一定になると思われるかもしれませんが、デコボコは変化していきますので(劣化)、雪に引っかかる所は変わっていきます。

ワックスを塗る場合には、液を滑り込ませて表面を均一にするので、基本的には、デコボコが変わっても問題ありません。(デコボコと言っても、目に見える様な大きいデコボコが出来てしまうわけではありません。)

表面が均一になりますので、ワックスを塗っておく方が、いつもと同じ感覚で板をコントロールしやすくなります。

スノボ初心者の方は最初にある程度スノボ用品を買い揃える事になると思いますので、何でも良いのでその時に一緒にワックスを一本購入しておくのがおすすめです。

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缶タイプで何の問題もないけど、持続を考えて日に2回

ワックスには色々と種類がありますが、缶に入っているスプレータイプの物(簡易ワックス)で問題ありません。

缶のタイプのワックスは簡単で速いのですが、液体を伸ばしているだけですので(板へのくっつきが弱いので)、滑っている内にワックスがとれてきて、均一にした凸凹がまた出てきてしまいます。(効果の持続が短いです。)

といっても、滑りの良さは半日程度は(体感ですが)もちます。

ですので、ワックスは滑り始める前と休憩後に塗るようにしておけば問題ありません。

ワックスは2回塗る

  • 滑る前
  • 休憩後

ですので、滑るときにはポケットに入れておくなどして、携帯して滑る事になります。(持ち運びやすい小さいタイプなんかも販売されています。)

上記の2回以外塗ってはいけないという意味ではないので、滑りが悪く感じた時には塗るようにして下さい。

ホットワクシングについて

せっけんの様に固形状になっているものも販売されているのですが、ホットワクシングといって、アイロンにあててワックスを溶かした後、板に塗り、固まったら削り・・・と手順が多く、面倒でもあります。
(ホットワクシングは、やるとしたら、スノボに行く前にやっておく作業です。)

費用はかかりますが、お店で頼む事もできます。

また、自分のボードを購入した場合には、シーズン終わりにホットワクシングをしておくと、サビ防止にもなったりします。

ホットワクシングはこだわりや興味が出てきてからやるのでも問題ないです。

缶タイプの使用の流れと費用

ボードにワックスを塗る缶のタイプは、ふたを開けると、先端にスポンジがついていて、その部分を板の裏面に押し付けながら使用します。

スポンジを押し付けるとワックスが微量ずつ出てきますので、それを板の裏面に伸ばしていきます。

伸ばし方は、特にやり方は決まっていませんが、私の場合には小さい円をいくつも描く様に回しながら塗っています。

直線的に塗ると、最初の方はワックスが出ているけれども、最後の方は出ていないという事がありましたので。

塗れていれば、どんな塗り方でも問題はありません。

注意点として、スプレータイプの物は、使用する前によく振ってください。(振らないと、ガスだけ抜けていってしまい最終的に液だけ残ってしまいます。)

缶に使用時の説明が書かれている事と思いますので、使用時に確認して下さい。

ワックスはだいたい1000円~2000円ぐらいで購入する事ができます。(一つ持っておけば、長い期間もちます。)

買っておくのを忘れてしまったとしても、ゲレンデのショップで販売されています。

また、レンタルボードの場合にも、ワックスは塗っておくほうが滑りやすくなりますので、レンタルの場合でもワックスは持っておくと便利です。

ワックスは現地のショップでも売っているので用意するのを忘れてもあんま問題ないですが、現地のショップだとちょっとだけ割高な事が多いです。

なので、行く前にスノボ用品買うタイミングがあったら、一緒にワックスも用意する様にしておいて下さい。

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