スキー場のコースは滑って良い所と滑走禁止の所がヒモなどで区切られています。

当たり前ですが、このゲレンデのコース外は滑らないように注意して下さい。

深雪の上を滑りたいという気持ちで安易に入ってしまう方がいますが、コース外はかなり危ないのです。

コース外が危ない理由

コース外が危ないというのは、斜面の整備をしていないからです。

どれだけ雪が降ってもそのままの状態で放置されていますし、斜面に出っ張りがあったとしてもそのままになっています。

急激な段差がある所も整備されていませんし、木も自然のままの状態で生えています。

私たちが快適にスキー場で滑る事ができるのは、管理して斜面を整備してくれている人がいるからです。

雪が降り、積もったら積もりっ放しという状態では滑ることは難しく、スキー場関係者が滑りやすい様に雪を固めてくれていたり、平らにならしてくれていなければ、あんな風に快適に滑ることはできないのです。

この様な人の手が入っていないので、コース外を滑るというのはかなりの危険を伴います。

木も普通に生えていますし、雪によって隠れていて見えない段差も斜面には数多くあります。

このような所を時速50~60kmで滑ったら、骨折したりケガをするのは普通の事です。

コース外のレスキュー費用は請求される所も

また、最近ではコース外のレスキュー費用を助けてもらった人に請求するゲレンデも多くなってきました。

コース外自己負担の説明書き

コース外を滑って骨折したり、ケガして助けてもらった時などにレスキューするのにかかった費用です。

大人が何人も動くというのは、かなりの額になります。

慣れていない時の深雪の怖さ

コース外の深雪を見て滑りたくなる時があるかも知れませんが、深雪は滑り方を変える必要がありますので、ゲレンデの時と同じように滑ってもうまくいかず、雪にボードが刺さってビンディングも外せない状態で身動きがとれなくなることもあります。

雪山で身動きとれなくなったら、ただただ恐怖しかありません。

ですので、そんな事にならない様にコース外は絶対に滑らない様にします。

深雪の状態の上を滑りたい時には、ゲレンデ内にもある事がありますのでそちらで楽しんでください。

ルールやマナーは「安全だから」という理由で作られている事も多いので、ルールを守ってスノボする事は、自分の身を守るという意味でも重要です。

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